「いい街には、いい宿があると思うんです」と、オーナーの足立悠磨さんは言った。
大正時代に質屋として使われていたその場所は、ゆったりとした時間が流れる心地良い空間となっている。
地元の素材を使い、地元の職人の技術で仕上げられた小さな宿「菱屋」
昔使われていた蔵を崩して作られた中庭は、丹波の山がイメージされており、京都府和知町の晴耕社ガラス工房の作品が佇んでいる。
福知山産の藍が混ぜられた土壁、福知山市夜久野町の丹波漆が使われたカウンターテーブル、至る所にこだわりが詰めこまれており、菱屋に泊まると丹波地域を中心とした様々な文化に触れることが出来る。
夕食は系列店で近隣店舗の柳町や久兵衛ほか、街の飲食店を利用していただくことで、その場所に泊まるだけでなく、泊まることを通して街を味わえる。
思わず誰かに自慢したくなるような、街の文化と風土を表す宿で、ぜひ贅沢な時間を過ごしてみてほしい。
菱屋
京都府福知山市菱屋52
TEL 0773-45-8232
インスタアカウント:hishiya_hotel
https://hishiya.kyoto.jp/