福知山駅から30分ほど車を走らせると、深い緑に包まれた二瀬川渓谷が見えてくる。

市街地を離れた山あいでは、静けさの中に響く水音と、四季折々に変化する風景が、訪れた人の心をそっと癒す。

大きな吊り橋の上から望む清流と木々のコントラストは、自然の力強さとやさしさが織り交ざり、自然と深呼吸したくなる。

この地には、平安時代に都を騒がせた鬼・酒呑童子が住んでいたという伝説も残る。鬼そばや鬼の交流博物館などを訪ねれば、今も地域に息づく物語に触れられるだろう。

ゆったりと流れる時間のなかで、大江町ならではの魅力に触れてみてほしい。
目次
ランチは、鬼そばできまり!|食堂大江山

赤い盃に盛られた黒い蕎麦は、大江町に伝わる酒呑童子伝説を思わせる一杯。

ふつうなら捨てられてしまう三番粉をあえて使い、香りと栄養をいかした素朴な味わいに。

山菜の風味が加わり、優しい美味しさに仕上がっている。「これがいちばんおいしい」と信じた職人の想いは、今も変わらず受け継がれている。
食堂大江山
福知山市大江町河守1956
TEL:0773-56-0595
営業時間:11:00〜15:00
定休日:月曜日