旧校舎から生まれた、物語とアートが香るクラフトビール|Primary Barrels

旧校舎を活用した「THE 610 BASE」にあるPrimary Barrels。

ここでは、ラベルのひとつひとつにまで、地元とのつながりや作り手の物語が込められた、丁寧なクラフトビールが生まれている。

ブランディングからラベルデザインまで、すべてを手がけるのはブリュワーの大西裕基さん。

ラベルは自身で描いたイラストに加え、商品のストーリーに合わせて知り合いのデザイナーさんや、地域に関わった人々にイラストを描いてもらっているという。

最近では、中丹支援学校の生徒さんや、兵庫県西宮市の輝き工房のアーティストさんたちの作品もラベルやコースターに取り入れている。


左から、ジョイナス、デ・ブーランダンス、チャチャ、レイヤリング

さらに、福知山の大麦を使ったビール「610」には、農業インターンで六人部地域に滞在していた女性が描いた風景が添えられている。

廃校舎でのビール工場を実現させるためには様々なハードルがあったものの、大西さんは「ロマンを感じる場所で挑戦したかった」と語る。その根底にあったのは、「面白そうだから」という純粋な好奇心。

神奈川・湘南のビール醸造での修行を経て、福知山の農家と連携しながら原料づくりにも関わる。

ものづくりが好きな大西さんは、店舗の内装も仲間たちと一緒に手作業で仕上げ、今ではカフェ・イベント出店・麦畑でのワークショップまで幅広く手がけている。

また、お客様との対話もまた魅力のひとつ。味の好みを聞きながら提案するスタイルで、一杯のビールが新たな交流を生んでいる。

THE 610 BASE の施設内には、ビールやスイーツ、カレーを楽しめる学校カフェも併設している。

カフェで飲んでみてから、気に入ったビールを缶で購入することも可能。

毎週土・日に味わうことができるカレーは、地域で採れたお米や野菜を使っており、おしゃれで可愛い見た目と、辛くない優しい味で、大人から子どもまで楽しめる一品となっている。

現在はキーマカレー・バターチキンカレー・かぼちゃカレーの3種類を週替わりで提供されているが、季節によって変化することもあるので、Instagramの営業日カレンダーをチェックしてみて欲しい。

Primary Barrels
福知山市大内1767
TEL:0773-20-2015
営業時間:10:00〜16:00 (L.O.15:30)
定休日:月・火曜日
Instagram:@primary_barrels

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