丹波を舞台に、自然と対話する酒造りに挑む|東和酒造

福知山唯一の小さな酒蔵「東和酒造」は、テーマをもって酒造りに挑む。

銘柄も、仕込みの際に描いたイメージをもとに、美しい響きを意識して名づけているそうだ。

「六歓 特別純米酒」の「はな」は、杜氏・今川純さんの、「口に入れたときに穏やかな香りが花開くように」との願いが込められている。

伝統製法にも関心を深め、生酛(きもと)造りに挑戦。

自然の乳酸菌の力でじっくり育てるこの手法は、通常の倍以上の時間を要するが、奥深い味わいに仕上がった。

原点に立ち返る想いを込めて「クラシカル」と名づけた。

小さな蔵だからこそ、自由な挑戦ができる。

今後は、スパークリングやリキュールづくりにも取り組む予定だ。

福知山産のぶどうや柑橘、栗など、地元の素材を活かした酒を生み出したいと意欲を語る。

「氷を浮かべても炭酸で割ってもいい。自由にいろんな飲み方を試してください。お酒は買った瞬間からお客さまのものですから」と今川さん。

造り手も飲み手も自由な発想でお酒を楽しむ。その柔軟な姿勢も、東和酒造の魅力のひとつだ。

東和酒造
福知山市上野115
TEL:0773-35-0008
営業時間:9:00〜16:00
Instagram:@towashuzou

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