京都・大江山に伝わる鬼伝説をはじめ、全国各地の鬼にまつわる伝統芸能や、世界の鬼面が一堂に会する「日本の鬼の交流博物館」。

ここでは、「鬼とは何者なのか」というテーマに向き合いながら、鬼の歴史と文化を深く学ぶことができる。
博物館の駐車場前では、高さ約5メートルの「大江山平成の大鬼」像が来館者を出迎える。

館内には、大江山の鬼伝説を中心に鬼の歴史を紹介する常設展示に加え、現代アーティストによる個性豊かな鬼モチーフ作品も展示。さらに、鬼に関する書籍や資料も約3,000点収蔵している。



また、資料や文献を自由に利用できるスペースもあり、鬼の歴史や文化を本格的に研究することもできる。
館長の村上誠さんは、「鬼のことならなんでもわかる博物館です。あなたの望まれる鬼を見つけに来てください」と優しく丁寧に解説してくれる。

福知山市は、2025年開催の大阪・関西万博にも参加し、「よみがえる酒呑童子」と題した展示をパビリオンに出展。さらに、「大江山酒呑百鬼夜行」と銘打った妖怪仮装行列も開催し、大きな注目を集めた。

2025年10月には、「大江町酒呑百鬼夜行展」と題して、万博出典と連動した特別展を日本の鬼の交流博物館にて開催する。
進化を続ける鬼文化の拠点に、ぜひ注目してほしい。
〜アクセスには、便利な「鬼タク」の利用がおすすめ!〜

大江駅〜日本の鬼の交流博物館などを結ぶマイカー送迎サービスで、片道800円。事前予約が必要なので、詳細は公式サイトをチェックしてほしい。(土日祝運行)

日本の鬼の交流博物館
京都府福知山市大江町佛性寺909
TEL:0773-56-1996
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日)
入館料:一般330円/高校生220円/小中学生 160円
博物館公式サイト:https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/onihaku/
鬼タクに関する情報:https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/30/36496.html